はじめに
Poker 互換のスイッチテスター基板を作りました
Poker 互換スイッチテスター基板とは
その名の通り、スイッチテスター専用の基板です
Poker 互換なので、対応するケースに入れて打鍵を確認したりできます
また、 LED を搭載しているので、 USB 給電により、アクチュエーションポイントで LED が発光、確認できます
搭載可能キー数は 70 個です
動作例
何がうれしいの?
- 実際の打鍵状態に近い状態で打鍵感が確認できる
- LED の発光でアクチュエーションポイントがわかりやすい
- Poker 互換なのでケースの選択肢が多い
こんな感じでしょうか
なお、 PCB マウントとなります
バリエーション
実装方法によって2つのバリエーションを実現できます
パターン A
各スイッチごとに LED が光ります
スイッチごとにチップ LED (8050) が繋がっています
パターン B
LED が1つだけです
チップ LED を70個必要としないので、実装が楽でお財布にも優しいです
しかし、複数のスイッチを同時押しして、それぞれのアクチュエーションポイントの差を見るようなことはできません
作例
パターン A
- 60% プラスチックケース(クリア)
- Relegendable ブランクキーキャップ
- 2mm アクリルトッププレート(遊舎工房アクリルカットサービス利用)
トッププレートのデータを間違えて、1つ封印されてしまいました……(真ん中の不自然に空いてるところ)
パターン B
キーキャップの詳細についてはこちらをご覧ください
ビルドガイド的なもの
部品リスト
部品名 | 個数 | 備考 |
---|---|---|
USB Micro-B レセプタクル | 1 | https://www.aitendo.com/product/18054 |
抵抗 | 1 | 1kΩ 程度 |
MX ソケット | 70 | |
Choc ソケット | 70 | Choc スイッチ使う予定がないなら不要 |
チップ LED 0805(2012) | 70 | パターン A のみ |
砲弾型 LED | 1 | パターン B のみ |
組み立て
パターン A
- チップ LED を各スイッチの上のフットプリントにはんだ付け
- MX ソケット、 Choc ソケットをはんだ付け
J1
に USB Micro-B レセプタクルをはんだ付けR1
に抵抗をはんだ付けJP1
をブリッジ
パターン B
JP1
以外のジャンパ(チップ LED のフットプリントの裏)をブリッジ- MX ソケット、 Choc ソケットをはんだ付け
J1
に USB Micro-B レセプタクルをはんだ付けR1
に抵抗をはんだ付けD1
に LED をはんだ付け
トッププレートのデータ
トッププレートのデータを公開しました
おわりに
Poker 互換のスイッチテスター基板を作ってみました
ぶっちゃけ、需要があるのかはわかりません
「あったら面白いかな」以上の動機はない(断言)
あと、今回のあまりを Booth で販売します
好評ならまた作ります
あとでトッププレートの SVG データも公開します(個人利用の範囲内でお願いします)
遊舎工房のアクリルカットサービスに流してもよいし、他のカットサービスに流してもいいです
パターン A に対して作る場合は、 LED の光を透過する必要があるので、透明系のアクリルをお勧めします
もしも 1.5mm 厚のカットサービスに使うなら、サービスを教えてください(俺も使いたい)