koktoh の雑記帳

気ままに書いていきます

Poker 互換スイッチテスター基板作った

はじめに

Poker 互換のスイッチテスター基板を作りました

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Poker 互換スイッチテスター基板とは

その名の通り、スイッチテスター専用の基板です
Poker 互換なので、対応するケースに入れて打鍵を確認したりできます
また、 LED を搭載しているので、 USB 給電により、アクチュエーションポイントで LED が発光、確認できます

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搭載可能キー数は 70 個です

動作例

youtu.be

何がうれしいの?

  • 実際の打鍵状態に近い状態で打鍵感が確認できる
  • LED の発光でアクチュエーションポイントがわかりやすい
  • Poker 互換なのでケースの選択肢が多い

こんな感じでしょうか
なお、 PCB マウントとなります

バリエーション

実装方法によって2つのバリエーションを実現できます

パターン A

各スイッチごとに LED が光ります
スイッチごとにチップ LED (8050) が繋がっています

パターン B

LED が1つだけです
チップ LED を70個必要としないので、実装が楽でお財布にも優しいです
しかし、複数のスイッチを同時押しして、それぞれのアクチュエーションポイントの差を見るようなことはできません

作例

パターン A

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トッププレートのデータを間違えて、1つ封印されてしまいました……(真ん中の不自然に空いてるところ)

パターン B

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キーキャップの詳細についてはこちらをご覧ください

koktoh.hatenablog.com

ビルドガイド的なもの

部品リスト

部品名 個数 備考
USB Micro-B レセプタクル 1 https://www.aitendo.com/product/18054
抵抗 1 1kΩ 程度
MX ソケット 70
Choc ソケット 70 Choc スイッチ使う予定がないなら不要
チップ LED 0805(2012) 70 パターン A のみ
砲弾型 LED 1 パターン B のみ

組み立て

パターン A

  1. チップ LED を各スイッチの上のフットプリントにはんだ付け
  2. MX ソケット、 Choc ソケットをはんだ付け
  3. J1 に USB Micro-B レセプタクルをはんだ付け
  4. R1 に抵抗をはんだ付け
  5. JP1 をブリッジ

パターン B

  1. JP1 以外のジャンパ(チップ LED のフットプリントの裏)をブリッジ
  2. MX ソケット、 Choc ソケットをはんだ付け
  3. J1 に USB Micro-B レセプタクルをはんだ付け
  4. R1 に抵抗をはんだ付け
  5. D1 に LED をはんだ付け

トッププレートのデータ

トッププレートのデータを公開しました

github.com

おわりに

Poker 互換のスイッチテスター基板を作ってみました
ぶっちゃけ、需要があるのかはわかりません
「あったら面白いかな」以上の動機はない(断言)

あと、今回のあまりを Booth で販売します
好評ならまた作ります

あとでトッププレートの SVG データも公開します(個人利用の範囲内でお願いします
遊舎工房のアクリルカットサービスに流してもよいし、他のカットサービスに流してもいいです
パターン A に対して作る場合は、 LED の光を透過する必要があるので、透明系のアクリルをお勧めします
もしも 1.5mm 厚のカットサービスに使うなら、サービスを教えてください(俺も使いたい